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good luckの意味:「頑張って、頑張れ」

今回は、good luck の使い方を説明します。他の人に何かがうまくいくように幸運を祈るために用いられます。多くの場合、good luck は「頑張って、頑張れ」と訳されます。しかし、皮肉な使い方もあります。それは、成し遂げるのが困難だと思う時のものです。

まず、good luck の主な使い方を見てみましょう。

普通は good luck の後に with を置きます。その後に、うまくいくように祈っていることの中身を置きます。

Good luck with your interview.
(あなたの) 面接、頑張って。

Good luck with your book.
(あなたの) 本の成功を祈る。
(相手が出版した本が売れることを祈る。)

しかし、試験がうまくいくように祈るときには、good luck on の方がいいです。

Good luck on your exam.
(あなたの) 試験、頑張って!

そして、話し手が同じ試験を受けるときには、the exam を使います。

Good luck on the exam.
試験、頑張って!

返事として使うときには、good luck だけの方が自然です。

A: I have an interview tomorrow.
B: Good luck!
A: 明日、私は面接がある。
B: 頑張ってね!

そして、人が何かする直前に、その人に「頑張って」と言うのにも、good luck だけが使われます。

いつ使うかについて

good luck は、うまくいくように祈っている物事が始まる前、例えば、試験の前や試合の前などに使われます。それらが行われている最中にはあまり使われません。その点で good luck は「頑張れ」と少し違います。

例えば、日本語では、声援している時に、スポーツ大会の観覧席で「頑張れ」がよく使われます。しかし、英語ではこのような状況で good luck はあまり使われません。その代わりに go や come on のような言葉が使われます。

自分がこれからやることが、うまく行くように願って欲しいと誰かに頼む時に、wish me luck と言います。

Wish me luck.
うまくいくように祈ってください。

Wish me luck on my exam.
(私の) 試験がうまくいくように祈ってください。

次の「good luck」の使い方は全く違います。

一般的には、「Good luck with that.」は皮肉なニュアンスを持っていて、成し遂げにくいことをこれからしようとする相手への返事に使われます。

A: I’m going to be an astronaut someday.
B: Good luck with that.
A: いつか私は宇宙飛行士になるよ。
B: はいはい、頑張ってね…

Aさんにはやりやすくても、Bさんには困難に聞こえる場合は、Bさんは皮肉で「Good luck with that.」と言えます。そして、BさんはAさんには難しいだろうと思う場合にも、こう言えます。

A: I’m babysitting a bunch of kids tonight.
B: Good luck with that.
A: 今夜、たくさんの子供たちのベビーシッターをする。
B: はいはい、頑張ってね…

ほとんどの場合、「Good luck with that.」は皮肉なニュアンスを持っていますが、そうではないこともあります。ちょっと区別しにくいことがあるので、口調を注意深く聞いてください。

Good luck with that!
頑張ってね!