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while の3つの意味と使い方

「while」という英単語は、いくつかの意味と使い方があります。

主に、同時に行われる動作を表現する接続詞として使用されます。その場合は、通常「~している間、~中に、~しながら」と翻訳されます。

また、「while」は対照を表現する接続詞としてもよく使用されます。その場合は、通常「〜が、〜」または「〜けど、〜」と翻訳されて、文型は「While (平叙文)が、(対照文)」です。

さらに、「while」は、不確定の時間を表現する名詞としてもよく使用されます。例えば、「for a while」の「while」は名詞であり、「for a while」は「しばらく」と翻訳されます。

この記事では、「while」の意味と使い方を見てみましょう。

1. while を接続詞として使った同時進行の動作

この「while」は、同時に行われる動作を表現するために使用されます。接続詞として、2つの文を結びつけます。通常「~している間、~中に、~しながら」として翻訳されます。

I read a book.
私は本を読んだ。

I was waiting for the train.
私は電車を待っていた。

主な文の構造

同時に行われる動作 + while + 主要な動作.

I read a book while I was waiting for the train.
私は電車を待っている間に、本を読んだ。

この「while」の場合、通常「while」は主要な動作を表現する節の前に置かれて、「while」を含まない節は同時に行われる動作を表します。例えば、上記の最初の例文では、主要な動作は「電車を待つ」ことです。

上記の例文の場合、英文と翻訳の時制の違いにご留意ください。英文は過去進行形が使われますが、日本語の翻訳は現在進行形が使われます。一般に英文はすべての動詞が同じ時制を使わなければなりません。(これは時制の一致ということです。)

She listened to music while she cleaned her room.
彼女は部屋の掃除をしながら音楽を聴いた。

They laughed and talked while waiting in line for the roller coaster.
彼らはジェットコースターで並んで待っている間、笑ったり話したりした。

The students took notes while the teacher taught the lesson.
先生が授業をしている間、生徒たちはノートを取った。

この「while」は長い時間にも使えます。

She improved her English skills while studying abroad.
彼女は留学中に英語力を上達させました。

She learned to play the guitar while she was in college.
彼女は大学時代にギターの演奏を学びました。

He lost a lot of weight while following a strict diet.
彼は厳しい食事(制限)を守って、たくさんの体重を落としました。

「while」を使用する節は、文頭にも文の終わりにも置くことができます。文頭に置く場合は、「while」を使用する節の後にカンマが必要です。文の終わりに置く場合、カンマは使用されません。

I read a book while I waited for the bus.
While I waited for the bus, I read a book.
私は電車を待っている間に、本を読んだ。

上級のポイント

文の主語が節の間で変わらず、動詞が「be」の場合、主語と「be」は省略できます。

I read a book while (I was) waiting for the bus.
While (I was) waiting for the bus, I read a book.
私は電車を待っている間に、本を読んだ。

しかし、「while」を使用する節の動詞は「be」ではない場合、または主語が変わる場合、主語と「be」を省略できません。

She fell asleep while she watched TV.
She fell asleep while watched TV.【誤】
彼女はテレビを見ている間に、寝てしまった。

時制のポイント

今現在起こっていることについては、「while」を使用する節では現在形を使用し、「while」を使用しない節では現在進行形を使用します。この場合は、「while」を使用しない節は文の前半にも後半にも置くことができますが、前半に置いた方が、より自然に聞こえます。

I’m reading a book while I wait for the bus.
While I wait for the bus, I’m reading a book.
私はバスを待っている間に、本を読んでいる。

過去に起こった事柄の場合は、「while」を使用する節では、過去形または過去進行形のいずれかを使用することができます。過去形の方がより自然に聞こえますが、どちらでも文法的に正しいです。「while」を使用しない節では、過去形を使用します。

I read a book while I waited for the bus.
I read a book while I was waiting for the bus.
While I waited for the bus, I read a book.
While I was waiting for the bus, I read a book.
私はバスを待っている間に、本を読んだ。

これから起こる事柄の場合は、文の前半に未来形を使い、文の後半に「while」を使用する、現在形の節を置きます。

I’ll wait here while you go to the bathroom.
あなたがトイレに行く間、ここで待ちます。

I’m going to read a book while I wait for the bus.
バスを待つ間、本を読む。

2. while を接続詞として対照的な行動を表現する

「while」は、二つの行動や考えの間の対照を表現するためにもよく使われます。この場合、「while」は通常、文頭に置かれて、「〜が、〜」または「〜けど、〜」と翻訳されます。この「while」の場合、時制が一致します。

主な文の構造

While + 主文, + 対照文.

While I like cats, my brother likes dogs.
私は猫が好きだけど、弟は犬が好き。

While he excelled in math, he struggled with language arts.
彼は数学では優秀ですが、言語学は苦手です。

While I do love traveling, I also appreciate the comfort of staying at home.
私は旅行が大好きですが、家にいることの快適さも大切にしています。
(上記の例文では、「do」は対照を強調するために追加されていますが、必ずしも必要ではありません。)

While he is a great athlete, his academic performance needs improvement.
彼は優れた選手ですが、学業成績は改善が必要です。

While some people love horror movies, others can’t stand them.
ホラー映画が大好きな人もいれば、見るのに耐えられない人もいる。

ポイント

この「while」は「although」とまったく同じ意味です。代わりに「but」や「however」も使えますが、これらの単語の文型は少し違います。

While I do like sushi, I think I’d rather have pizza tonight. (3番目に一般的)
Although I do like sushi, I think I’d rather have pizza tonight. (2番目に一般的)
I do like sushi, but I think I’d rather have pizza tonight. (最も一般的)
I do like sushi. However, I think I’d rather have pizza tonight. (最も一般的ではない)
寿司は好きですが、今夜はピザが食べたいと思う。

(上記の例文でも、「do」は対照を強調するために使用されます。)

この「while」の場合、「while」を使用する節は文の終わりに置くこともできます。しかし、「but」を使う方がはるかに一般的なので、「but」を使うことをおすすめします。

She enjoys hiking, while I prefer cycling.
She enjoys hiking, but I prefer cycling.
彼女はハイキングが好きですが、私はサイクリングの方が好きです。

3. 不確定な時間の長さを示す名詞の while

「while」が名詞として使われるとき、それは不確定な時間の長さを指します。例えば、「a while」は不確定な時間の長さという意味ですが、通常「a while」は長い期間という意味です。そして「once in a while」というフレーズは、時々に行うことについて話すときに使います。

「a while」、「quite a while」、「a long while」、「a good while」、「a little while」の使い方

I haven’t seen them in a while.
しばらく彼らに会っていない。

It’s been a while since we last met.
前回会ってからしばらく経ちました。

I’ll need a while to think about it.
それについて考えるのにしばらく時間が必要です。

「しばらく」がどれくらいの時間を意味するのかを理解するために文脈が必要となることもあります。時には、追加の質問をする必要があります。

A: I’ll need a while to think about it.
B: How long do you think you’ll need?
A: 少し考える時間が必要です。
B: どれくらいの時間が必要だと思いますか?

「a while」が長い期間を表すために使われる場合、「quite a while」、「a long while」、または「a good while」を使い、もっと明確に表現することができます。

It’s been a long while since I rode a bike.
自転車に(最後に)乗ってから、かなり長い間が経ちました。=久しく自転車に乗っていない

It’s been a good while since I last saw him.
久しぶり彼に会っていない。

It’s been quite a while since I had sushi.
寿司を(最後に)食べてから、かなりの時間が経ちました。=久しく寿司を食べていない

「a while」が短い時間を表す場合、「a little while」を使ってもっと明確に表現することができます。

I’ll be there in a little while.
あと少ししたらそこに行きます。

「once in a while」と「every once in a while」の使い方

「once in a while」は、時々行うことについて話すときに使います。

I visit the beach every once in a while to relax.
リラックスするために、時々ビーチに行く。

Everyone needs a break once in a while.
誰もが時おりは休憩が必要です。

I like to try something new once in a while.
時おり新しいことを試してみるのが好き。

時制のポイント

「a while」や「quite a while」、「a little while」はほとんどの時制で使えますが、通常は完了時制の文で使用されます。

通常「once in a while」の場合は現在形の文で使用されます。