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(do) not の意味: ~しない

今回は、not という副詞について説明します。not を動詞と一緒に使うときに、その動詞は否定形になります。例えば、「する」という意味の do の否定形は do not (しない) です。not の意味は分かりやすいでしょうが、少し使いにくいと思います。なぜなら、動詞によって not の位置が変わることがあります。

ほとんどの場合、not は動詞の前に置きますが、動詞の後に置く場合もあります。そして、動詞の前に置く場合は、not の前に追加の助動詞を使う必要があります。例えば、know という動詞の否定形は not know だけではありません。know の場合、否定形は do not know です。

まず、not を動詞の後に置く場合を見てみましょう。

動詞は be か be, will, would, can, could, (shall), should の場合、動詞の後に not を置きます。(shall は近代英語ではまれにしか使われません。)例えば、will の否定形は簡単に will not (won’t) です。

A: Do you want to go get something to eat?
B: I’m not that hungry.
A: 何かを食べに行こうか?
B: いや、あまりお腹が空いていない。

I won’t know until tomorrow night.
明日の夜まで分からない。

I wouldn’t do that if I were you.
私だったら、それをしない。

I can’t see.
見えない。

He couldn’t come.
彼は来られなかった。

You shouldn’t touch that.
それに触らない方がいい。

普通は、英文が否定的な場合、日本語の翻訳も否定的です。しかし、日本語の文は肯定文でも、英語の翻訳が否定的な場合があります。そのような場合はあまりありませんが、1つの例を知っています。日本語の「留守」という名詞は英語で not home という否定的な動詞になります。

He isn’t home right now.
今、彼は留守です。

次に、not を動詞の前に置く場合を見てみましょう。

この場合、not の前に追加の助動詞を使う必要があります。例えば、現在形で do not が使われて、過去形で did not になります。なぜなら、know という動詞の否定形は not know だけでは不十分です。know の否定形は現在形で do not know であり、過去形で did not know です。

次の文を否定形にするためには、know の前に do not を置きます。

I know.
分かる。

I don’t know.
分からない。
(do not の短縮形は don’t です。)

過去形にする場合、know の過去形は使いません。do の過去形が使われます。

I knew that.
知っていた。

Oh, I didn’t know.
あっ、知らなかった。

I don’t think it’s supposed to rain today.
今日は雨が降るとは思わない。

I didn’t go to school today.
今日、学校に行かなかった。

I don’t have any money.
お金はまったく持っていない。

He said he doesn’t want to go either.
彼も行きたくないと言った。

動詞が do の場合でも、do の前に do not が使われます。

Don’t do that.
それをしないで。

I didn’t do that.
それをしなかった。

完了形では、not の前に have を置きます。do の代わりに have が使われますが、not の位置は変わりません。もちろん、この場合、not の後の動詞はいつも完了形です。

I haven’t seen him in a while.
しばらく彼とは会っていない。

I hadn’t known at that point.
その時点では分かっていなかった。

He hasn’t called yet.
彼はまだ電話していない。

動詞が have の場合でも、have の前に have not が使われます。

I haven’t had pizza in a while.
しばらくピザを食べていない。

いつものように、例外があります。

例えば、hope という動詞の場合、not を動詞の前でも後でも使うことができます。

I hope so.
そうであるといいね。

普通は、not は hope の後に置きます。

I hope not.
そうではないといいね。

あまり一般的ではありませんが、not を動詞の前に置いてもいいです。

I don’t hope so.
そうではないといいね。

ポイント

not は why の後に使う場合があります。でも、使い方が少し異なります。それについてこの記事で書きました。よかったら、読んでください!

1.「Why not?」の意味: どうして、なぜ
2.「Why not?」の意味: いいよ、そうしよう